リアルタイムで見るドラマは相棒と現在は大河ドラマだけのaoikaraです。相棒シーズンの10月がやってくると、3ヶ月は忙しいな~なんて贅沢なことで悩んでいます。
というわけで今回のテーマは…
真田丸 第33回「挙兵」
の感想を書きます。
蟄居(ちっきょ)を言い渡される三成。そして徳川と上杉の対立
家康(内野聖陽)を討とうとして謹慎を言い渡された三成(山本耕史)。謹慎をとかれて復帰してからも反発は収まらず、福島正則(深水元基)や加藤清正(新井浩文)が三成を討とうと挙兵する。
信繁(堺雅人)が家康に頼んで兵は退いたものの、蟄居を言い渡されてしまう。佐和山城へと退く。
大阪城で権力を思いのままにした家康は上杉景勝(遠藤憲一)へ上洛せよとの命を出すが、直江兼続(村上新悟)が直江状にて反論し、戦が始まる…。
というストーリーでした。
今週の面白かったシーン
- 信繁の正室・春、勘違い女だった
- 福島正則や加藤清正らが三成を討とうとしていることを、細川ガラシャから伝えられるきりちゃん。それをすぐさま信繁に伝える!
きり「私、役に立ってる?」
信繁「…たまに!」 - あれ、哀川翔だ!
- 直江兼続の返書直江状の皮肉がいい声すぎる!
前回はシリアスなシーンが多かったので、今回はコメディがたくさんあって良かったです!詳細については後ほどにてご紹介します。
【悲報】信繁の周りの女性はみんなイタい個性的
かわいい春ちゃん、実は…
信繁の正室である春ちゃん(松岡茉優)は、愛らしいお嫁さんで良かったな~とか思っていたのですが…
とんだ地雷女でした。
というのも信繁は三成から以前「あの女は苦労するぞ」と言われていました。その真意を問うてみると、三成が春に筆をあげただけで想われていると勘違いして、惚れてしまったそうです。
それで三成の嫁に「離縁してくださいまし」とか言っちゃったのよ。そんでもって「思い違いじゃ。諦めよ」とバッサリ切っちゃう三成。まーあれくらいハッキリ言った方が良いだろうけれど。
まさかの痛い勘違い娘だったとは…。三成から真実を聞かされた後も「いいいやああああああ」って叫んでたしなぁ。
そのことを聞かされた信繁が「石田様のところに行ってきた」と春に言うだけで動揺して障子に穴あけるし(笑)その穴から見える信繁の顔がなんとも言えませんでした。
この勘違いキャラ、明かされたからには生かされるストーリーがありそうですね。それはそれで恐い…w
きりちゃんは相変わらずきりちゃん
そしてきりちゃんはいつも通り。変化と言えば、北政所(鈴木京香)から細川ガラシャ(橋下マナミ)のところに仕えることになったくらいでしょうか。
「これからも一緒に乗り越えていきましょう!」って信繁に言ってるのがなんとも。やっぱり一緒にっていう意識だったんだね。
とはいえガラシャから信繁のことを尋ねられて「私が勝手に思ってるだけ」って言ってたし、つきまとってる自覚はあるのでしょう。でも、きりちゃんは貴重なほっこりタイム。そして信繁にとって実はなくてはならない存在だと思います。
三成をかくまう真田兄弟、格好良すぎるね
三成が狙われていると言うことがわかり、本人は身を隠します。信繁は兄・信幸(大泉洋)を呼び出し、書類の整理を始めました。そこに奴らがやってきた!
2人で崩し将棋をしている振りをしていましたね。お兄ちゃんも信繁も肝が据わっていてカッコイイ。最高にカッコイイ。相手を疑るような時代とは言え、兄弟が信頼し合っていることが感じられてとても良いシーンでした。
そして哀川翔が突如表れました。…哀川翔さんに関しては感想はそれだけです。
信繁、家康に対する「お断り致しまする」が一貫してカッコイイ!
家康は今までからは考えられないほど、野心があふれ出す嫌な奴になっていましたね。まさにあれこそ狸です。
三成が蟄居して、仕えていた信繁を家来としてスカウトします。「おぬしを買っておるのだ」と。しかし、信繁は一貫して「お断り致しまする」と拒否。
3度も。ものすごーく冷めた目で見ているのが印象的でした。
「石田様は己の身を顧みることなく、誰よりも豊臣家のことを思い、尽くしてこられました。その石田様を持ってしても大附様のもとでは務めることが叶いませんでした。どうして私などに務まりましょう」
と言い切ったのには熱い思いを感じました。カッコイイ…。 さらに…
「わしを怒らせたいのか?」
「どう思おうと大附様の勝手でございます」
主君に尽くす姿そのものですね。すごく、すごく、カッコイイ!
あ、半沢直樹だ。
ってちょっと思ってしまったのは内緒。
片桐さん(小林隆)も「気に入った!」とうれしそうでしたね。その後、家康に豊臣の名目をくれって迫られていたときも。信繁のことがあったから片桐さんも頑張って断ったのでしょうね。おなかは痛そうだったけど片桐さんも格好良かったです。
しかし、淀殿(竹内結子)なんですぐに家康信じちゃうのよ~。うーん、もどかしい気持ちです。
直江兼続の返書直江状がいい声すぎる
そして有名な直江状をナレーションではなく、実際に兼続が読んでくれていたのがうれしかったですね。感情の入れっぷりに笑いました。
家康を煽りまくりの皮肉な文章なのにいい声すぎるのも面白い。景勝も思わず「ふふっ」と笑っちゃってたよね。あの音源欲しいな…。
まあ、これがキッカケで徳川と上杉が対立することになりました。
真田家はどう動くのか
徳川と上杉の戦いで、真田家はどう動くのか、と家族会議がありました。父・昌幸「戦じゃー!うおー!また世が乱れるぞー!」弟・信繁「上杉に加勢しましょう(世が乱れることはないだろう)」兄・信幸「私は真田昌幸の嫡男、父上についていきまする!」
弟が策士だということに自分だけが気づき、なんとも言えない顔をしている信幸。実際は徳川方につくはずですし、ここからどう変わるのでしょうか。
弟の策をみて自分も策を働かせるのか、それとも今までの信念を曲げないというスタイルをとるのか、家族という重みを感じるお兄ちゃんの動きも見所ですね。
予告を見る限り、家を残すために別れて闘ったのかな、と思います。これもまた切ないです。
三成の久々のどや顔、カッコイイです!
今回は三成の感情や表情の変化も見所でした。最初は大名からそっぽ向かれて、それでも理解のある奥さんがいて良かったな、なんて同情。
そして理解されず攻め入られ、家康にそれを利用されて蟄居に追いやられてしまいました。ここでは信繁にも「今生の別れじゃ!」って言ってて切なかったですね。
だけど、おそらく兼続と家康を討つことを企てたのであろう、最後の策士としてのどや顔は最高にかっこよかった!久しぶりに三成のスマートさが見られましたね。
今回はいろんな人にカッコイイ!連発しちゃいました。見所のある話でしたね。
次回「犬伏」真田家が下す一つの決断とは
上杉と徳川の対立でどちらにつくのか、議論が分かれる真田家。ここで一つの大きな決断を下すことになる。
…そうです!真田家の切ない別れ、今から考えるだけでつらいですね。でも、この場面こそ重要なわけですから。楽しみに待ちたいと思います。
「挙兵」は真田丸 完全版 第参集に収録されているようです。
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